一般歯科

GENERAL

虫歯治療

来院してくださる患者さんに対して一番重要なことは、その場しのぎではなく、5年後10年後も歯が使えるように、丁寧で痛みの少ない治療をすることです。
また、歯をなるべく削らず、抜かずに、残すことを心がけています。
治療の際には患者さんのお話をしっかり聞き、治療方法をしっかりとご説明し、ご納得頂いた上で治療を進めさせていただきます。

笑気鎮静法を使ったリラックス治療

当クリニックでは、患者さんになるべく痛みを感じさせないような笑気鎮静法を使ったリラックス治療で、虫歯治療をおこなうことができます。
笑気鎮静法とは、酸素にほんのり甘い香りのする笑気という無色の気体をまぜて、鼻から吸ってもらう方法です。気分が良くなり、リラックスした状態で治療を受けていただくことができます。また、笑気は麻酔ではございませんので、歯医者が怖いお子さまにも使用していただくことができます。

  • 不安や恐怖心が薄れ、リラックスした状態で治療を受けていただくことができます
  • 恐怖心や緊張で麻酔が効きづらい方でも、少量の麻酔で済むようになります
  • 酸素マスクを軽く鼻に置くだけで、笑気を吸うことができます
  • 麻酔ではありませんので、吸入後も車の運転をすることができます
  • 保険適用なので気軽に使用することができます

虫歯の進行度と治療法

  1. C0

    初期の虫歯

    歯の表面にあるエナメル質がわずかに溶け始めています。歯が白く濁ったように見えますが穴も開いておらず、自覚症状もありません。歯を削らなくても、フッ素塗布や正しい歯みがきを継続すると治る可能性があります。

  2. C1

    エナメル質の虫歯

    エナメル質の表面が黒ずんでいる状態です。この状態でも痛みや違和感はほとんどありません。細菌に感染した部分のみを最小限削り、素材がプラスチックのCR(コンポジットレジン)で充填していきます。

  3. C2

    象牙質の虫歯

    エナメル質の奥の象牙質にまで細菌が進行しているため、痛みや知覚過敏(冷たいものがしみる)が生じている状態です。虫歯を削って、C1と同じようにコンポジットレジンを充填したり、詰め物(インレー)を詰めたりします。

  4. C3

    神経まで侵された虫歯

    象牙質の内部にある歯髄が細菌に感染しています。歯髄の中には、神経が通っているため、激しい痛みが出るのが特徴です。細菌の感染部位である「神経」を除去し、歯の内部を徹底して綺麗にしていきます。その後に被せ物を被せるのが一般的な流れです。

  5. C4

    歯の根まで達した虫歯

    歯の大半が虫歯になり、根っこの部分しか残っていない状況です。「神経」が失われていることが多く、痛みを感じないこともあります。しかし細菌はまだ存在してます。状況によって被せ物を製作したり、抜歯をしたりします。周囲の歯にも悪影響を及ぼすので早急に治療しなければなりません。

歯周病治療

歯周病はお口の中に生息する原因菌によって起こる炎症性の疾患です。歯ぐきの腫れや出血がある病気として知られていますが、悪化すると口臭がきつくなりますし、歯を支える骨が溶かされて、やがて歯を失います。
重症化するのは中高年以降が多いですが、若い人でも気づかないうちに発症している疾患です。そのため、まずは当クリニックで検診を受けて状態を確認し、治療や予防に取り組むことをおすすめしています。

歯周病と全身疾患

歯周病は細菌による感染症です。そのため問題はお口だけに留まらず、体全体にも少しずつダメージが蓄積します。歯周病菌の出す毒素によって心疾患、糖尿病、低体重児出産などのリスクが高まると言われています。

歯周病の進行度

  1. 第一段階 歯肉炎

    歯ぐきに炎症が起きて赤く腫れており、歯ブラシの刺激で出血する可能性があります。歯周ポケット(歯と歯ぐきの間にできた溝)は約2mm~3mmです。

  2. 第二段階 軽度歯周炎

    歯周ポケットは約3mm~4mmと深くなり、内側でさらに細菌が繁殖します。出血や腫れも悪化し、冷たい水がしみる知覚過敏の症状も見られます。

  3. 第三段階 中等度歯周炎

    歯周病が進行し、歯周ポケットの深さも約4mm~6mmに悪化した状態です。歯ぐきはハリがなくブヨブヨと腫れ上がり、歯ぐきを押すと膿が出て、口臭の原因にもなります。

  4. 第四段階 重度歯周炎

    歯周ポケットの深さは6mm以上になり、歯槽骨の大部分が溶かされている状態です。歯を支えきれず、自然と抜け落ちてしまう恐れがあります。出血や膿もひどく、抜歯が必要な症例もほとんどですが、歯周外科手術を通じて改善する可能性もあるため、できるだけ早く治療しましょう。

当クリニックの歯周病治療

歯周病についてはさまざまな期間で研究が進んでおり、治療法も開発されていますが、重症化すると治療しにくく、再発が多い疾患であることはなかなか変わりません。歯周病は、治療によって原因菌を減らしても、家族を含めた周辺の人から再感染しやすい疾患だからです。また、いったん形成された歯周ポケットが元の状態には戻らないことも、再発が起こりやすい要因となっています。
とは言え、全く手が付けられない疾患というわけではありません。発症前に適切なケアを始めれば予防はできますし、軽症なら早期治療で完治できます。また、悪化していても状態を良くする方向に向かうことは可能です。そのためにも、ぜひ当クリニックにお越しいただき、プロによるケアや検査を受けてください。また、ブラッシング指導を受ければプラークが溜まりにくい状態を作ることもできます。そのためにも、まずは一度ご来院ください。

  • スケーリング

    専用機器を使って歯石を除去する処置です。歯石は歯周病悪化の要因ですが歯磨きでは取れません。

  • PMTC

    歯科医師や歯科衛生士などの有資格者が、専用機器を用いて行うケアです。歯石や歯垢を一掃できます。

  • ブラッシング指導

    それぞれの方の歯並びや磨き残しを踏まえて、歯科衛生士がやさしく丁寧に指導を行っています。

予防で自分の歯を守りましょう

当クリニックは、虫歯や歯周病を防ぐための予防を広く呼び掛けています。状態が悪くなってから通院を始めると、時間も費用も多く使いますし、治療をしても元の状態には戻れないことがあります。一方、予防に取り組めば、時間も費用も少なくて済みますし、痛みや不快感を回避できるうえに、長く天然歯を維持することができます。

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