予防歯科

PREVENTION

予防歯科とは

虫歯は自分では治癒することができないため、当クリニックでは定期健診を大事にしています。
歯の痛みが無くても、歯磨きで取りきれない汚れや細菌の塊、歯石を除去するために、定期的にクリーニングしメインテナンスをおこなうことで、虫歯リスクを減らすことができます。
また、なってしまった虫歯は、最小限の切削でなるべく天然歯を残すような治療方法でおこない、小さな初期虫歯は、再石灰化をうながすよう管理しています。
将来のお口の健康のためにも、今のうちにしっかりとメインテナンスすることが重要になります。

当クリニックの予防処置

当クリニックは「歯磨き指導」に力を入れています

当クリニックでは、来院時にご自身の歯ブラシを持ってきていただき、実際に使用している歯ブラシで指導をしています。また、歯磨き指導の方法として「スウェーデン式プラークコントロール」を採用しています。これは予防先進国のスウェーデンで30年前から実践されている方法です。
患者さんが“簡単”かつ“適切”にプラークを除去できる方法で、具体的には「磨きにくい(リスク)部位」を先に磨く効率的な歯のリスクケアとなります。
磨きにくい部分(磨いているつもりの部分)である歯と歯の間や下歯の内側などを磨けるように、歯科衛生士が歯の健康状態を確認しながらしっかりと指導します。
また、お子さまの仕上げ磨き用の歯ブラシにもこだわっています。まだしっかりと歯を磨くことのできないお子さまにとっては、仕上げ磨きをしてあげることが虫歯にならない一番の方法となります。磨く部位や年齢によってもおすすめの歯ブラシの形や硬さなどが異なりますので、気になる方はお気軽にご相談下さい。

シーラント

生えはじめの永久歯の溝を薄いプラスチックでコーティングして、歯を虫歯から守ることができます。生えたての永久歯は弱いために虫歯になるリスクが高いこと、またお子さまはしっかりと歯磨きをすることができないことから、シーラントで虫歯を予防することをおすすめします。

PMTC

機械を使用しておこなう歯の掃除のことです。毎日のブラッシングでは取ることのできない部分の歯垢、着色汚れ、細菌(バイオフィルム)や歯周ポケット内にある歯石を取ることで、虫歯や歯周病を予防することができます。当クリニックでは保険内でPMTCを受けることができます。

フッ素塗布

フッ素を塗布することで、再石灰化時に歯の表面のエナメル質と結びついて歯が強化され、初期虫歯の発生を防ぐという作用があります。また、虫歯菌の活動を抑制する効果があります。再石灰化を促進することで、虫歯に多くのミネラルが吸収されて、初期虫歯から虫歯になることを防ぎます。

ご家庭での予防方法

丁寧に歯磨きをしているつもりでも、適切な磨き方ができていなければ歯垢や歯石は蓄積していきます。当クリニックにお越しいただければ、それぞれの方の歯並びや磨き残しの状態を確認したうえで、その人に適した磨き方を指導いたします。「指導」という言葉から厳しい内容を想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、当クリニックはやさしく、わかりやすく、丁寧なアドバイスを行って、患者さまのセルフケアが上達するよう導いています。

  • 歯みがき(ブラッシング)

    歯並びや磨き方には個人差が大きいので、歯垢や歯石が溜まる場所は人によって違いがあります。これらのポイントがつかめていないと、丁寧に磨いているつもりでも効果が上がらず、虫歯や歯周病になってしまうのです。そのため、歯科クリニックでブラッシング指導を受けて、毎日のセルフケアをスキルアップしましょう。

  • デンタルフロスおよび
    歯間ブラシ

    歯ブラシはセルフケアのための重要な道具ですが、それだけで十分というわけではありません。歯と歯の間は歯ブラシだけでは十分な清掃ができないのが実情です。そのため当クリニックでは、デンタルフロスや歯間ブラシの使い方も丁寧にレクチャーしています。ぜひ一度、受けてみてください。

  • 食生活の改善

    食生活は虫歯や歯周病の発症、進行に大きく関わっています。だらだらと食べ続ける習慣や、砂糖を使った甘いものが多い食生活は虫歯のリスクを高めます。また、免疫力が下がると歯周病は発症、進行しやすいので、食事の内容や規則正しさなどを見直すことも非常に重要です。

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