小児歯科ついて
再生医療という保険をあなたに!
今話題になっている再生医療ですが、この医療を受けるには、自分自身の細胞が必要です。
生え変わりのために抜いた歯や、親知らずの“歯髄細胞”が、再生医療に使えることがわかってきました。
損傷を受けた神経や筋肉、臓器などを、自身の歯髄細胞を培養して、その組織に分化させたり、全身の病気を治すことが出来ます。
そのためには、今のうちに自分の細胞をストックしておくことが必要です。
何かあった時に備えて、自分の細胞をもちいた再生医療で、自分自身を守る保険をかけてみませんか?
歯髄細胞バンクとは何か
歯髄細胞バンクとは、病気や事故に遭ったときに自分の細胞を使って治療するために、役目を終えた乳歯・親知らずで抜歯する歯・矯正治療のために抜歯しなけれればならない歯の中の歯髄細胞をストックしておくことです。
当院の歯髄細胞バンクの特徴
当院では、日本歯科大学で行っている歯髄細胞バンクで保管しています。民間の企業では永年的な保存が難しいですが、大学であればその心配もなく、希望する限り永久に保管をすることができます。
歯髄幹細胞をもちいた再生医療
歯髄とは、歯の神経と言われている歯の内部にある組織のことを指します。
歯髄は、酸素や栄養を運ぶ血管と、痛みを感じる神経が通っているだけでなく、幹細胞(組織を作る「もと」になる細胞)が含まれています。歯髄細胞は増殖力が高く、自分の細胞のためにガン化しにくいという特徴があります。
歯髄細胞は分化しやすいため、歯槽骨、神経、筋肉などの細胞にも育てられることがわかっています。
それにより、体の様々な病気の治療に自分の細胞を使うことができます。
これから起こるかもしれない病に備えて、今のうちに自分の歯髄細胞を保管することをおすすめします。
歯髄幹細胞の保管方法・特徴
当院では、歯髄幹細胞を日本歯科大学に保管して頂いています。
保管料 | 1本につき年間20,000円+税(別途初期費用50,000円+税) |
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保管条件 | むし歯や歯周病になっていない健康な歯 |
将来のお孫さんのために
小学校の入学祝いなどに、歯髄細胞バンクで再生医療という保険をプレゼントしてみては?
歯を失って初めて、歯の大切さを知ることができます。
- 自分は入れ歯やインプラントになったけれど、孫には自分のようになってほしくない。
- 事故や病気で何かあった時に、自分自身の細胞を使って治療ができるように、細胞を保管してほしい。
そんな思いがありましたら、歯髄細胞バンクに歯を預けて、お孫さんに再生医療という保険をプレゼントしてみてはいかがですか?